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2010年2月8日

入試対策本

中国人の友達から大学入試の勉強で使ったという本を譲り受けました。
その名も
《高中生 高考热点 作文预测》
「高校生 大学入試ポイント 小論文対策」
です。
本の紹介と勉強を兼ねて、面白いと思った部分を翻訳していきたいと思います。

最初に出てくるのは、幼稚園児と先生の会話に基づいて小論文を書きなさい、というものです。
会話の部分を下に書き出します。

《幼儿园的小朋友明明问老师说:“为什么蜗牛生下来,就要背个又重又硬的壳呢?它们真是累死了!”》
幼稚園児のミンミンが先生に尋ねました。「どうしてカタツムリは重くて硬い殻を背負って生まれてくるの?疲れちゃうじゃん!」

《“因为它们的身体没有骨骼的支撑,只能爬,爬又爬不快。” 老师说。》
「カタツムリの体には骨の支えがなくて、這うことしかできないからだよ。這っても這ってもあんまり進まないし。」と先生は言いました。

《“小毛虫也没有骨头,也爬不快,为什么它却不用背那个又重又硬的壳呢?”》
「小さい毛虫だって骨がないし這うのが遅いよ。どうしてあの重くて硬い殻を背負わなくていいの?」

《“因为小毛虫能变成蝴蝶,天空会保护它。”》
「毛虫は蝶に変身できて、空が守ってくれるからだよ。」

《“可是蚯蚓没有骨头,也爬不快,更不会变,它为什么不用背那个又重又硬的壳呢?”》
「でもミミズだって骨が無いし這うのが遅いし、しかも変身できないよ。どうしてあの重くて硬い殻を背負わなくていいの?」

《“因为蚯蚓会钻土,大地会保护它。”》
「ミミズは土に潜ることができて、地面が守ってくれるからだよ。」

《明明伤心极了,说:“蜗牛好可怜,天空不会保护它,大地也不会保护它。”》
ミンミンはとても傷ついて言いました。「カタツムリはなんてかわいそうなの!空も守ってくれないし、地面も守ってくれない。」

《“所以它们有壳啊!” 老师安慰明明说,“它们不靠天,不靠地,它们靠自己。”》
「だからカタツムリには殻があるんじゃないか!」先生はミンミンを慰めて言いました。「カタツムリは空にも頼らず、地面にも頼らず、自分に頼ってるんだよ。」

会話の部分はここで終わっています。
実際にあった会話なのでしょうか、子供らしい発想にホッとさせられます。

続く部分に課題が書かれています。
「動物は生きていくために食べ物を捕ることを学ぶ必要がある。一個人が社会に立脚するには社会に適応することを学ばなければならない。日に日に発展している社会の中で能力はますます重要になっている。上の文章をよく読んで、「能力」という論題で文章を書きなさい。文体は問わず、題名は自分で決めなさい。」

中国にも学生の自由な発想に任せて小論文試験をする学校があるってことですよね。

2010年2月7日

「栄養」、「生臭い」

今日中国人の友達と食事をしたときに学んだ単語です。

「栄養」→《营养》
「生臭い」→《腥味儿》

2010年2月5日

台湾旅行

先日、台湾に旅行に行ってきました。
今は大陸からの直行便があって、とても便利です。

今回は大陸で約一年間過ごした後ということで、発音の違いにも気付くことができました。
まず、台湾には軽声がありません。
例えば《没关系》(「関係ないよ」)と言う時、大陸の場合、最後の《系》が軽声なのですが、台湾の場合しっかり伸ばします。
しかも本来4声のはずなのですが、1声っぽく聞こえました。
あと、engの発音がenっぽいです。
また、有名な話ですが、shiをsiのように発音します。
さらに、大陸の普通話はこもったような発音が特徴なのに対し、多くの台湾人は口の空間の前のほうで発声しているようでした。
この特徴は、日本人が話す中国語のそれに似てますね。
なので自分の場合も、大陸の人と話すより台湾人とのコミュニケーションのほうが簡単でした。(汗)
この経験から、きっと自分の発音も大陸の人にはこう聞こえているんだな、と気付かされ、発音を矯正していかないといけないなぁ、と思った次第です。

以上、今回の旅行で言語面で感じたことです。
環境について言えば、台湾の生活水準は日本と大差ないので、とても過ごしやすいです。
なので、また機会があれば行ってみたいと思っています。